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LISAチョコレートの現場から tsuna25 2022a

LISAチョコレートの現場から

椿のみちにてLISAチョコレート作りが始まると聞き、チョコレートが大好きな私はワクワクドキドキ喜びでいっぱいでした。しかし、いざ工房で試作が始まると失敗の連続でした…。作業の途中にチョコレートが固まってしまったり、成型後にブルームが出来たり。正しい手順で作っているのにどうして?原因が分からずモヤモヤする日々が続きました。大場茜さんと毎日悩み、試行錯誤を繰り返しながら見つけた答えは「温度と湿度」でした。気温や湿度の些細な変化によって、テンパリングの温度調整が失敗したり、成型時に結晶が崩れていたのです。陸前高田は太平洋側から吹く「やませ」の影響を受け、日中でも気温が上がらず肌寒い日があります。このように地域特有の気候も考慮しながら、作業場内が最適温度・湿度になるよう細やかに空調設定を変える必要があるのです。1枚1枚手作りのLISAチョコレート製造には、集中力と細やかな気配りが求められますが、ツヤツヤ輝いたチョコレートが出来上がった際の感動は、ひとしおです!真心をこめて製造しているLISAチョコレート、手にして下さった皆さまに喜んで頂けますように!

伊東恵美(写真右)

作り始めた頃はチョコレートの知識はもちろんゼロの初心者!チョコレートは作り方を覚えて、冷やして固めれば出来上がり!と簡単に思っていた私でしたが、LISAチョコレートの材料はカカオと黒糖!余計なものが入っていないからこそ製造や成形も難易度がとても高いのです。3年経験を積んだ今でも納得のいかないチョコが出来上がる日も…小さな温度変化が命取りになるためチョコレート製造は未だに毎日汗をかき、緊張しながらの作業です。お客様が手に取るのはこの中の1枚っ!どのチョコを選んでも喜んでもらえるようにっ!と1枚1枚を厳しい目で検品、自分たちがこれなら!と納得できるチョコレートだけを製品化することにこだわっております!うまくいかなかったチョコレートは、再度溶かしてテンパリングをして、チョコレートを作ることができるので無駄にはなりません。それができるのは、シンプルな原料だからです。これからも1人でも多くのお客様に喜んでいただけるチョコレートを目指してコツコツと…!毎日の変化も楽しみながら大好きなチョコレートに日々向き合っていきたいです!

大場茜(写真中)

沖縄でチョコレートづくりの環境が整った時いつでもサポートできるように、もっともっと美味しいチョコレートを目指して取り組んでいきます。皆さまにもお召し上がり頂けましたら嬉しく思います。ご意見、ご感想もぜひお寄せください!
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