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LISAチョコレート美味しさの秘密 tsuna15 2020s

チョコづくり 未来づくり 沖縄産カカオの夢

カカオ豆本来の美味しさを感じられるチョコレート

美味しさの秘密1 こだわりの原料

●L I S A低投入持続型農業

LISA(Low Input Sustainable Agricultureの略)=低投入持続型農業とは、農薬や化学肥料、石油エネルギーの使用を抑え、自然生態系の力を活かし、収量を維持しながら高い品質を目指す持続可能な農業のことです。作る人と食べる人の健康と暮らし、豊かな大地を守ります。

●生産者の顔が見えるカカオ豆

カカオ豆は南インドのカルナータカ州シモガ県の村から届いています。福岡正信氏から、環境と調和し自分たちの暮らしに合った農業を学んだという農民の方々。リスクを分散させるため、多品種の作物をカカオと共に育てています。インドとアメリカの有機証明を取得しています。ネパールのシリンゲ村に、コーヒーの有機認証検査のために来られた国際有機認証検査官ジャイさんを通して出会いました。これからも現地に足を運び、直接話をして信頼関係を築いていきます。

●大地が生み出す素材の力

使用しているのはインド産カカオ豆、沖縄の「西平黒糖」の黒糖・粗糖、ネパールの村から届くコーヒー、スパイス。作り手の顔が見えて、LISAの概念に則り栽培された原料のみ。それぞれの素材本来の味わいが広がります。

美味しさの秘密2 こだわりの製造方法

カカオバター不使用

チョコレートは一般的に、カカオ豆が本来持っている油分に、カカオバター(カカオ豆に含まれる脂肪分のみを抽出したもの)で油分をさらに追加して作っています。生産者や製造方法が明らかで安心して使用できるカカオバターはなかなか手に入らないので、私たちはカカオバターを使用しない製造方法を選択しました。カカオ豆本来の油分のみで滑らかなチョコレートをつくるのは難易度が高く、職人レベルの技術を求められます。手間暇惜しまず、少量ずつ70時間以上練って滑らかさを出しています。僅かな温度変化にも敏感なため、ブルーム(チョコレートの表面が変質して白く固まった状態)も出やすいのですが、品質には全く問題がありません。安心してお召し上がりください。油っぽくなく、すっきりとした味わいです。

無添加

乳化剤など添加物は一切使用していません。

小規模、小資本

今後、志を同じくする仲間と共にチョコレートづくりに取り組めるように、小規模、小資本でできる設備と製造法を模索しました。原料にこだわり、手間暇惜しまず、一枚一枚丁寧に仕上げた希少なチョコレートとなりました。

美味しさの秘密3 仕事づくりへの貢献

沖縄

「沖縄カカオプロジェクト」は、沖縄でカカオの木を育て、チョコレート作りまでの一貫事業を行うことにより、沖縄に新たな産業をつくり、仕事の機会を生み出すことを目的としています。名護と久米島でカカオの苗を育てています。現在は「ネクストステージ」に施設外就労として働きに来ている、社会福祉法人「ゆいとぴあ」の皆さんがインド産カカオの豆の選別、ロースト、ニブ加工を担っています。

陸前高田

沖縄で育てているカカオに実がなるまでには数年かかるので、まずは南インドの村からカカオを直接輸入し、岩手県陸前高田市にある「椿のみち」でチョコレートの製造をスタートしました。「椿のみち」は、3・11の大津波で壊滅的被害を受けた陸前高田で、復興支援として伝統的な椿油をつくるために開設した製油所です。全国のたくさんの方たちのご支援のお陰で実現しました。地元スタッフたちは、チョコレートづくりの経験を積み、技術を磨き、知識を蓄え、沖縄でチョコレートづくりの環境が整った時、いつでもサポートできるようにしたいと懸命に取り組んでいます。

ネパール

コーヒーやスパイスは、ネパールのカンチャンジャンガ紅茶農園やシリンゲ村、グルミ村など奥地の村々で有機栽培されています。村人たちの収入の機会となり、生活向上につながっています。

インド

私たちのチョコレートづくりは始まったばかりなので、充分なオーダーは出せていませんが、インドでカカオ栽培に取り組んでいる村々にも貢献できるよう、これから頑張っていきたいと思います。

美味しさの秘密4 子どもたちの未来を守る

福島と周辺の子どもたち

寄付付つきのチョコレート〝球美(くみ)チョコ〟が守りたいもの

決して起こしてはならない、起きないはずだった原子力発電所の過酷事故。その事故により放射性核種に汚染された環境に暮らさざるをえない子どもたちがいます。大人以上に子どもたちは放射能の影響に敏感です。子どもたちは自分で身を守れません。子どもたちの健康への害を少しでも減らし、元気に過ごせるように私たちに何ができるでしょう。

沖縄カカオプロジェクトを企画した時、支援し続けたい福島と周辺(事故の影響は福島県に留まりません)の子ど子どもの未来を守る福島と周辺の子どもたちをどうしたら結び付けられるだろうと考えました。沖縄の久米島に「球美の里」という子どもたちの保養施設があることを知ってプロジェクトの拠点の一つを久米島にしました。

青く大きな空と美しい海、白い砂浜と南国の植物。この世の楽園といった島で思いっきり外遊びをする子どもたち。汚染されていない場所でしばし過ごすことが免疫力を回復させ健康を保つと言います。それならこの場所を、子どもたちがいつでも来られるように守りたいではありませんか。

このチョコレートをご購入頂くと、代金のうち500円を「球美の里」に寄付します。福島原発事故による放射能汚染地域に住む子どもたちの保養支援につながります。

LISAチョコレートはこちらから!

(つなぐつなが 2020春vol.15より)