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クーネ化粧品こだわりの原料6 verda 2013w

北限のゆず【ユズの種子エキス from 岩手県大船渡市】

ゆずの本場は四国と思っていましたが、実は東北地方にもありました。気仙地域は椿だけでなく、ゆずの北限でもあったのです。この地域のゆずは皮が厚く、香りも豊かだと評判です。ゆずで地域復興をしようという機運も盛り上がっています。

「北限のゆず」の生産者のお一人、上部容子さんは、大事に育てたゆずのエキスが化粧品になることをとても喜んでくださっています。大船渡市末崎町の上部さんの農園にあるゆずの木々は植えてから 15、6年のもので、実を採りやすいように低く育てています。上部さんご夫婦は自然のものが大好きで、自給自足にこだわった生活をしたいと、たくさんの野菜や果実を育てていらっしゃいます。薬を使うのは嫌と、どれも育てるのに薬の要らないものばかり。まだ青い実ですが、摘んだ時、ゆずのよい香りが辺りに立ちこめました。

★ゆずは昔からゆず湯や化粧水などに用いられ、整肌成分として注目されてきました。ゆずはビタミンCやクエン酸を非常に多く含み、ビタミン C の含有率はレモンの約 1.5 倍、温州みかんの約4倍にもなると言われています。ユズ種子エキスには、お肌によい成分が凝縮して含まれていて、お肌を健やかに保つ効果が期待できます。ゆずが持つ成分であるリモニンには、肌あれを防ぐ効果が期待でき、ゆずの種子には、なんと果汁の約 1800 倍のリモニンが含まれると言われています。

verda 2013 vol.42より