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マリヤの賛歌-石の叫び 2024s

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マリヤの賛歌-石の叫び

原案 「マリヤの賛歌」城田すず子
作  くるみざわしん(光の領地)
演出 岩崎正裕(劇団 太陽族)
出演 金子順子(コズミックシアター)
「マリヤの賛歌を上演する会」

自伝『マリヤの賛歌』を残した、元日本軍慰安婦の城田すず子さんの言葉は、 泥沼の深淵から立ち返る人間の尊い魂に貫かれ、声をあげるとはどういうことなのかを全身全霊で教えてくれます。日本軍の性奴隷制度によって被害を受けた女性たちへの熱い思いに満ちています。 どうぞ耳を澄ませて、「私」と一緒に、城田さんの言葉に触れて下さい。くるみざわしん

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一人芝居 「マリヤの賛歌-石の叫び」            約90分
アフタートーク 金子順子 くるみざわしん 進行  土屋春代 約30分
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■日時|6月15日(土) 13:15 開場 14:00 開演
■会場|地球市民かながわプラザ(通称あーすぷらざ)2Fプラザホール
横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1(JR本郷台駅より3分)
■チケット代金|前売り3000円 当日3500円
チケットご購入はちらをクリックしてください。
■定員|220名(定員に達しましたら締め切らせて頂きます)
■お問い合わせ先|(有)ネパリ・バザーロ 045-891-9939 common@nbazaro.co.jp
※一部チラシには定員300名と記載しておりましたが、会場の都合上220名とさせて頂きます。ご理解くださいますようお願いいたします。

■お振り込み先は下記になります。お振り込みの際は事前にこちらからお申し込み頂くか、メールやお電話でお知らせ下さい。お振り込み者とお申し込み者のお名前が一致しない場合は確認ができませんので、ご協力お願い致します。

◇郵便振込
【口座番号】00220-1-38818(記号00220-1/番号38818)
【預金種目】当座
【加入者名】(有)ネパリ・バザーロ

◇ゆうちょ銀行
【金融機関コード】9900
【店番】     029
【店名】     〇二九店(ゼロニキユウ店)
【預金種目】   当座
【口座番号】   0038818
【加入者名】   ユウゲンガイシヤ ネパリ バザーロ

主催|有限会社ネパリ・バザーロ / 特定非営利活動法人ベルダレルネーヨ
共催|県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会)
協力|かにた婦人の村
制作|「マリヤの賛歌を上演する会」 舞台監督/笠河英雄(コズミックシアター) 演出助手/池田佳菜子(劇団未来)

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戦時性暴力をテーマにした演劇作品を作りたい―
平和の少女像を良しとしない人達によって、2019年にあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の開催が妨害された時、そう思った。上演が難しいのはわかっている。それでも演劇でこの流れに抗いたい。脚本を書こう。
まっさきに頭に浮かんだのは城田すず子さんだった。日本人として元慰安婦の経験を語る城田さんの言葉は、声をあげるとはどういうことなのかを教えてくれる。その言葉を浴び、城田さんが生きた世界に身を沈めるところからすべてをもう一度始めてみたい。
大阪で仲間が集まって稽古が始まり、2022年12月の初演、2023年7月から12月の再演をたくさんの人が観に来てくださった。北海道、東北、九州から足を運んでくださった方々がいた。強く願う者達は引き合い、いずれ出会う。フェアトレードに取り組むネパリ・バザーロから声がかかり、関東で初めて上演が実現する。出会いの機会がまたひとつ増えた。そこへ、ぜひ。

くるみざわしん(劇作家・精神科医)

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本作は戦時性暴力を告発、或いは糾弾するためだけに作られたものではない。城田すず子さんという一人の女性の、魂の遍歴を描いたものだ。戦地に駆り出され、あまりに多くの土地を転々とし、安住の地を求める城田さんの言葉は、現代を生きる私たちに重たく響く。それが「口を閉ざせ」と命じる何者かに立ち向かう石の叫びなのだ。舞台に登場する机の上に置かれた石は、城田さんが安住を得た「かにた婦人の村」にほど近い海辺で、金子順子さんが実際に見つけてきたものだ。金子さんはこの石を生涯手放すことはないだろう。演者として「マリヤの賛歌」を手放さない限りは。大阪で2022年に立ち上げ何演も重ねてきたこの舞台が、ネパリ・バザーロさんの招きによって神奈川までたどり着いた。城田さんの果てしない旅にも似て、本作は遠くまで出かけて多くの人びとに「伝える」ことに使命があるようだ。

岩崎正裕(劇団太陽族)

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日本軍の慰安婦にされた女性たちが戦後、被害を訴えました。それはごくごく一部の女性たちですが、事実に衝撃を受けました。声をあげたのは主に朝鮮半島や中国、フィリピンなど日本の統治下、支配下にあった国の女性たちで日本女性の証言はほとんどありません。なぜ声をあげられなかったのか。元慰安婦だった城田すず子さんの生涯を語る「マリヤの賛歌」で、城田さんは金子順子さんの体と声をかりて私たちに訴えます。これは過ぎた昔の話ではないよ、何が変わったの、何も変わっていないよ、気づいて、繰り返さないで。時空を超えたその叫びに心を動かされない人がいるでしょうか。あなたもぜひいらしてください。上演は関東で初めてとのこと。横浜からのバトンを受け継いでくださる人、現れてください。お待ちしています。

土屋春代(ネパリ・バザーロ創立)