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未来への希望と挑戦 tsuna32 2024sm

ネパールの奥地、ピュータンから届きました!

奥地の村々とつながるスパイス シナモン・ホール

西ネパールにあるピュータンの村で出会ったシナモンのエキゾチックでスパイシーな甘い香りに魅了されました。
大自然で育まれたダイナミックなシナモンを愉しんで頂きたいと思いホールのままでも販売することにしました。

紅茶やお菓子、煮込み料理など、いつもの飲み物や料理に加えるだけで、シナモンの風味が加わり深みが出ます。

ぜひお試しください!ご注文は、こちらから!

シナモン・ホールのおすすめの使い方
①紅茶やコーヒーに浸してくるくるとかき混ぜます。シナモンの風味が加わり、ワンランクアップの味わいに。
②チャイやホットワインに。煮出して使うと、シナモンの風味がより引き出されます。
③お菓子やパンに。特にりんごやカボチャ、バナナ、さつまいもと相性◎。
④お肉とも相性抜群!カレーやシチュー、スープ、煮込み料理に。具材と一緒に煮込むと、味に深みが出ます。

スパイスや茶葉と一緒に、シナモンホールを煮出すと、豊かな風味が引き出されます。スパイスが効いた熱いお茶は、体調が整います。

シナモンホールとパンチフルナ(野菜カレーに入っているスパイス)を油に入れ、弱火にかけます。油が泡だって香りが出てきたら、いつもの手順でカレーを作ります。シナモンの風味が加わり、深みがぐっと増します。

未来への希望と挑戦 ~ネパールのシナモンの紹介~

文・丑久保完二

ネパールは1996年から10年間の内戦がありました。その時代の反政府勢力の拠点はロルパという地域でしたが、その隣がピュータンです。コーヒー生産地グルミの西側に隣接しています。道路事情が良くない不便な地域なので、グルミの中心地タムガスから、ピュータンの中心地ビジュアまで車で8時間前後かかります。シナモンの自生地は、更に、そこから30km奥地に位置しています。周辺の村人は主に農業で生計を立て、ターメリックやシナモンも貴重な収入源の一つになっています。

ここのシナモンとの出会いは、2年前に遡ります。シリンゲ協同組合の次世代を育てるために、農業に興味と意欲がある若者に奨学金を出していた時期があります。その一人がラジクマールさんで、農業の高等専門学校を卒業して農業高校の教師になり、現在は二代目のシリンゲ協同組合代表にも選ばれ活躍しています。さらに、ネパリから学んだ有機農業の知識を活かしてネパールのスパイス栽培に貢献したいと情熱があり、私たちと協働で取り組んだ一つに、シナモンがありました。ピュータンとの出会いは、彼の学生時代の友人ネットワークから得た情報がもとになっています。

ピュータン地域のシナモンの収穫は3月から5月です。特に、3月に収穫したシナモンには、大きな特徴があります。香り、色と味です。香りの成分は、シンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールで、香り高いことから「スパイスの王様」といわれます。この内、シナモン特有の香りはシンナムアルデヒドによるもので、色は明るい黄色で、アルコールに溶けやすく、水では溶けにくいといわれています。サフロールは、スパイシーな香りの素になっているといわれ、色は透明です。

実は、更に驚く特徴があります。3月の芽吹きの季節に収穫されたシナモンは、お湯に浸すと液体の粘度が増すのです。さらに粉にしてお湯の中で混ぜると、お互いがくっつき合うのです。これは、甘味の成分、ブドウ糖(でんぷん質)です。とても優雅な甘い味がします。ブドウ糖は、収穫時期に木が大地から水を吸い上げるときに含まれたもので、シナモンの木が生きるための源になるものです。一般には白樺の木から採取するシロップが知られています。ネパールの大地が育んだ、魅惑的な甘みとスパイシーな清涼感を、楽しんで頂ければと思います。

村人たちは、これまでシナモン樹皮を切り出したまま乾燥させて、インド市場に出荷していました。そのままだと、どうしても品質が下がるので、ラジクマールさんの指導の元、樹皮の最表面は削り、乾燥させて、私たちに提供して頂くことにしました。これにより、樹皮の傷ついた部分は取り除かれ、品質が安定します。
シナモンは、まだ生産者(農家)を特定せず、話し合いながら提供頂いています。ネパールは山がちで、道路が整備されていない地域が多いため、現地からの運搬コストなど課題もありますが、人づくりも含めて、今後も挑戦して参ります。シナモンを日々の暮らしに取り入れながら、応援頂けましたら嬉しく思います。

ご注文は、こちらから!