暮らすように働く 2021年7月
スタッフの一言
夫婦別姓訴訟の最高裁判決はまたしても合憲と示されました。違憲という判断は15人の裁判官の内わずか4人で、しかも6年前より1人減りました。なぜ別姓を選択することがこれほど頑なに拒まれるのでしょうか。氏と名が合体した氏名が自分であり、結婚しても変えたくないと考える人がいて、それが個人の権利として認められたいと願うことが間違っているのでしょうか。別姓だと家族関係が損なわれたり、社会の秩序が乱れたりするとでも言うのでしょうか。
“定着しているから”という判断に違和感があります。明治31年(1898年)の旧民法以来120年以上、同一の姓と決められてきたのですから定着したのは当たり前。自由を尊重し多様性を認め合おうという社会になってきた今、選択肢を増やして欲しいと思います。事実婚でいいではないかという意見もありますが、アイデンティティー、人間の尊厳にもかかわり、他のことにも通じることだと思うので、一日も早く選択的夫婦別姓が実現することを願います。(春代)
6月は、コロナの影響で、ネパールの生産者が入院、かなり重症で心配されましたが薬が効いて18日間の入院から退院、もう暫く酸素吸引が必要だそうです。奨学生も、バイト先の水道局で、仕事中に感染。陰性になっても、違和感が残っているとのこと。インドもネパールも感染拡大が激しく、身近にも迫って来ている実感がしています。それでも、ここへ来て、インドは、やや感染が下がってきて、旅行も可能になってきました。物流の動きも出てきて、なんとか農産物が入りそうです。ネパールは、朝、夕に外出が可能になり、仕事を開始した所もありますが、まだまだ厳しそうです。朗報は、ここ1ヶ月、日本へのフライトがなく、商品も入りませんでしたが、動き始めそうです。人々が安心して各地に移動できるのは、まだ、先になりそうです。(完二)
8月には横浜市長選があり、何人かが名乗りを上げています。争点となるIRいわゆるカジノ誘致取り止めを明言する人、あやふやにする人。現市長はギャンブル依存症への対策をPRしていますが、大規模なギャンブルの場を作ろうとしながら依存症対策を謳うマッチポンプ。しかもその対策は相談先周知をするばかり。もうやらないと強く誓ってもやめられないのが依存症です。誰でもなりうるし、簡単に治癒するものでもありません。そんなIRに市税収入を頼りたくはありません。かといって市政はIRだけではないので、IR賛否だけで一票の先は決められません。投票日まで調べていきたいと思います。そして投票率が高いことを祈ります。(早苗)
自律神経は、交感神経と副交感神経からなることは知っていましたが、女性は、差別的な社会構造の中で常に様々な暴力にさらされているため、過度の緊張やストレスで交感神経が優位な時の方が多いそうです。いわゆる「戦闘モード」。さらに「おかしい(怒)!」と思うニュースばかりでますます「戦闘モード」になりがち。意識して副交感神経を優位にする「リラックスモード」を作ることも、大切なことと改めて思いました。私のリラックスタイムは、椿油に好きな香りをまぜて、お肌と髪に贅沢にぬってお風呂につかったり(ツヤツヤ&しっとり♪)、パレスチナオリーブオイル&スパイス&無農薬野菜のカレーを作ったり(美味しい~!)、チョコレートを好きなだけ食べたり(笑)、気持ちの良い服に包まれたり(*^^*)・・・大事に作られたモノを選ぶことで意思表示をしつつ、自分自身を癒しいたわるリラックスタイム、大事にしましょうー!!!(百合香)
「世界を“風通しの良い”場所にしたいので、当店は差別にNO!を言い続けます。」というとある本屋さんのSNSを見つけました。個人で経営されている本屋さんは、その方のこれまでの生き方や社会に対する声が、陳列されている本に表れているようで、SNSをみたり本屋に行ったりすることが私はとても好きです。奇跡的にも自宅から自転車で行ける鎌倉市にあることが分かり、喜びと興奮が止まらずすぐに行ってみました。その本屋さんには、大きな書店に並ぶような流行本、隣国へのレイシズム本、自国の負の歴史を否定する歴史戦本などは一切なく、ジェンダーやヘイトクライム、農、五輪、国内の貧困、韓国人エッセイなど、現代の社会で触れられるべき問題について考えさせらる本がたくさん並んでいました。著者や出版社にも偏りがないので、どの本にも目移りしてしまいます。本を買う時、大手通販ショップサイトで頼む事がほぼな私ですが、その本屋さんの考え方、選書に賛同している事を購入という消費行動できちんと表していかないと、と思いました。少しでもその本屋さんから購入、お取り寄せができる様、まずは店主さんと仲良くなるに徹します!(萌)
秋カタログの撮影をしました!
満蒙開拓記念館にて。