暮らすように働く 2021年5月
スタッフの一言
各地から様々な花の便りがきかれ心なごみます。辛い花粉症も収まり活動シーズンのはずなのですが、コロナ感染は一向に収束の気配がなく行動が制限されます。1年以上の経験も積み、諸外国の成功や失敗の例も見てきて、対策の合理性と進化を期待したいのですが、我が国のトップは相変わらず手洗い、マスク会食、自粛などを国民に求めるばかり。やれることは何でもやる、躊躇なくやると言いつつ、結果が見えません。ウイルスの進化のスピードは圧倒的に勝り、医療現場は疲弊しています。使命感の強い医療者が命の選別を強いられるとはどれほどの苦しみでしょう。我慢強いと言われる国民も先に明るい見通しがあれば辛抱できますが、きちんとした情報が伝わらないまま長期化する自粛政策と非難合戦は将来社会にどんな後遺症をもたらすか心配です。今年は衆議院選挙があり、知事や市町村長選挙もたくさんあります。“災い転じて福となす”コロナ禍で首相や大臣、各首長の判断力、実行力がよく見えたので選挙では国民の判断力と実行力を示しましょう!(春代)
コロナ感染、ウイルス変異でなかなか治まらないどころか拡大の一途。お付き合い先のネパール、インドは取り分け急拡大中で、物資が思うように入って来ません。そのなか、コーヒー村出身の若者(専門は、農業)がスパイス調査や調達、コーヒーの様子を私たちに代わり、現地を訪問したりしながら情報を送ってくれています。又、奨学生のなかで急病が出たりして、病院で治療をしてもらったりすることも起きています。昨日も、急病で痛みに耐えきれず病院へというケースがありました。薬で様子をみていますが、手術が必要な場合には、コロナ急拡大のなかで日程が確実に設定できない状況下になっています。早く落ち着くことを願うばかりです。(完二)
GWも過ぎていよいよ夏到来ですね。今年は3月から気温が高かったので初夏の花も4月に咲き終わってしまいました。どんな夏になるのでしょうか。うん米を栽培している奥州市では、雪の多かった年はお米が豊作だとか。ますますおいしいお米ができるのか!と楽しみです。コロナ禍による自粛生活も二巡目で、出かける先も会う人も少ないままが当たり前になってしまいましたが、気持ちまで縮こまってしまわないよう、視野を広く外を向いていきましょう。(早苗)
「コロナ禍」という言葉が私たちの日常に根付いて1年以上がたちました。便利な言葉でよく使ってしまいますが、「わざわい」という漢字の「災い」と「禍い」の意味の違いを知ってなるほどと思いました。皆さんご存知かもしれませんが、「災い」は防ぎようのない天災、「禍い」は人々の努力や工夫によって防ぐことができた事象に使うそうです。ウィルスの発生は防げなかったとしても(私たちのライフスタイルが促進させた面もあると思います)、それによる様々な社会的影響や感染拡大は私たちの工夫で最小限に抑えられる方法があるのではと思います。「コロナ禍」という言葉に慣らされず、意味をしっかり認識して使っていかなければと思います。これ以上不平等な我慢の押しつけが続くと、社会は大変なことになってしまいます。自分はこんなに我慢しているのにという人への憎悪が心に潜む差別意識を加速させ、市民同士が監視し合う社会に向かっています。人智をもって乗り越えていかなければと思います。(百合香)
度重なる突然の緊急事態宣言の発令に、様々な職業の方の悲痛な声が聞こえてきます。私の好きなアーティストは「ライブは生業で生きる糧。この時期に準備して開催までこぎつけたミュージシャンは相当な気合いでやっている」、いつか行きたい谷中の本屋は「本や絵は生活に必要なもので場所も求められていると1年前に実感した。孤独な日々になるかもしれないが、灯りは消さない」と、つぶやいていました。たしかな誇りを持っている自らの仕事が「不要不急なイベント」「不要不急な営業」という括りにされてしまったら、悔しいです。仕事への愛情やプライドも含めた人間の尊厳を、政治が簡単に奪ってしまってはいけないと思います。奪うのではなく、守る為にはどうすればいいのか、現場を知って欲しいと思います。みんなの一つひとつの声が、霞ヶ関に届く事を願います。(萌)
夏カタログが届きました!