暮らすように働く 2021年12月
スタッフの一言
2021 年の世界終末時計の残り時間はわずか 100 秒でした!元々危機的に少なかったのに、ここ数年、恐ろしい速さで減り続けています。来⽉発表される 2022 年の終末時計は残り時間をどんな数字で表すのでしょうか。核兵器をより進化させ使いやすくしている保有国の動向、気候危機、新型コロナウイルスで露呈したパンデミック対策の脆弱さ等々、2021 年の残時間減少の要因は改善されるどころか悪化し、素⼈⽬にも⽣き延びる余裕が無くなりつつあるのが分かります。このつけを回される若者たちが、ここまで追い込んだ⼤⼈たちに怒りの声を上げ、世界各地で⽴ち上がりましたが、便利で豊かな⽣活を享受することに慣れ⾃分たち世代は逃げ切れると思ってか⼀向に危機感は⾼まりません。しかも、⽇本の終末はもっと早いと思います。為政者達は保⾝や政治的思惑に左右されるばかりで将来ビジョンがなく、年々増加する⽣活困難層は⽇々の⽣活に追われ、中間層はバラバラ。オリンピックまであと何⽇と⼤きな看板を掲げたように、⽇本は終末まであと何⼗秒と各県庁市庁舎、町村役場前に⼤看板を掲げたら少しは効果があるでしょうか。(春代)
今年も、とうとう 1 ヶ⽉を切りました。年末から年始はネパールの養護施設や奨学⽣のホームビジット、学校や仕事場訪問をしていましたが、昨年、今年と 2 回いけないことになりました。それでも、養護施設の⼦どもたちへのクリスマスプレゼントや、カトマンズ郊外にあるレプロシーキャンプ(元ハンセン病患者の⽅々とご家族が暮らすコロニー)への冬季⽀援は私達の⽋かせない年末活動になっていて、現地協⼒者の⽅々と話し合って準備を進めています。年々⼤きくなる⼦ども達には、やはり冬の防寒着が⼈気です。⾚い⾐服に⽩い髭を付けて直接渡すことはできませんが、充実した⼀時です。キャンプには、直前に⾷糧⽀援をしたこともあり、今回は、⽑布が喜ばれそうです。⽑布は、輸⼊したものしかなく値がはるので、喜ばれます。トイレを修繕したりとやりたいことは沢⼭ありますが、まずは出来ることから進めています。年を越えると、新しい⽀援が始まるので、学費、⽣活費などなど送⾦の準備も進めています。いつも⽀えて頂き有り難うございます。良いお年をお迎え下さい。(完二)
2021 年もあっという間に暮れていきます。年の瀬、年の始まりは贈り物の季節。ご注⽂にもギフトセットやラッピングのご希望をいただき、ありがとうございます。どんな⽅にプレゼントされるのかなぁ〜と想像しながらご準備しています。お似合いのものを厳選されたであろうアクセサリーやニット⼩物。ご⾃分のお好きな味を詰め合わせたセットも、組み合わせに悩まれている様⼦を思い浮かべて嬉しくなります。⼀品を簡易ラッピングして、お気に⼊りのお裾分けをしてくださるのも光栄です。プレゼントには、新しく作った活動紹介リーフレットを添えています。ネパリの品を選んでくださった、贈る⽅の想いも伝わることで、受け取られた⽅の喜びも増すことと思います。⼈に会うことを我慢させられてきたこの 2 年。贈り物が⼼と⼼を繋いでくださいますように。(早苗)
12 ⽉ 8〜10 ⽇、エコプロ内のグリーンマーケットでの展⽰販売会に参加しました。昨年はコロナ禍で中⽌となったので、2年ぶりの開催でした。私たちも、とても久しぶりのイベント出展。運営スタッフの⽅や出展者の⽅々と 2 年ぶりの再会を喜び合い、近況報告。それぞれに踏ん張っていらしたことを感じました。お客様もたくさんいらしてくださり、再会や新たな出会いに恵まれたひと時でした。全うな仕事や⽣き⽅が報われる社会であるようにと願うと同時に、時代に求められているとも感じます。10 年先、100 年先の未来のために何ができるかと、⾃分事として本気で考えていらっしゃる⽅々との出会いには希望を感じます。そして、顔を合わせて、何気ない⾔葉を交わすこと、様々な⽅と同じ空間にいることに喜びを感じました。2021 年も後少し、1 ⽇ 1 ⽇を⼤事に積み重ねていきます。皆さまもお体⼤事にお過ごしください!(百合香)
12 ⽉に⼊り本格的に冷え込んできました!冬カタログの表紙のぐるぐる⽺のモコモコシリーズをはじめ、くつしたやレッグウォーマー(今年は淡く渋い可愛い⾊も多い気がします…!)、愛くるしい顔のベアパースなどに癒されながら仕事をしています。この 1 年を振り返ると、やはり⼈にとっての⼤切なパワーの源は⼈であるんだと改めて感じています。「商品届きました、ありがとう」とメールやお電話を下さる皆さんに、お会いしたこともないのに勝⼿につながっているような気がしています。毎週のクッキーの納品の時に、事務所のドアを元気よく開けられる作業所の皆さんに、いつも驚かされ笑顔にさせてもらっています。選挙が近づくと政治や社会の話に敏感になりますが、応援したい!と思える政治家がいるとある種のお祭り期間の様に愉しくなります。いつでもオンラインで連絡が取り合える友⼈とも、直接会って時間を空間を共にすると⼼が満たされます。商品に癒されているのも、ただ可愛いからだけではなく、ネパールの皆さんから直接受け取りつながれているからこそ何だと思いました。様々な状況の中でも、⼈とのつながりが社会的にも、政治的にも、⽇常的にも、もっともっと⼤切にされる 1 年になりますように。2022 年も、どうぞよろしくお願いいたします!(萌)
11月30日に勉強会「ハンセン病差別の歴史と今、そして沖縄・基地建設の問題について」を開催しました。