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スパイスのおいしい秘密 tsuna09

地域開発 人が人らしく生きるために

ネパールから食卓へ スパイスを繋ぐパートナー

障がいがある方々が働く「社会福祉法人 訪問の家 サポートセンター径」のクルー班は、ネパールから届いたスパイスを外袋に入れて、商品を完成させる役割を担っています。毎週のように商品の納品に来られると、事務所は一気に賑やかになります。私たちにとっても楽しみな時間で、会話が弾みます。以前の箱タイプから袋へのパッケージ変更を検討している時、作業ができるか心配で声をかけました。「大丈夫!みんなでできるよ。シール貼りは得意な人もいるし、シーラーがちょっと難しいけど大丈夫!」と10年以上働かれているベテランの方の一言にほっとしました。とても心強かったです。
作業チームには、やれることは何でもやりたいという自立心が高い方が多く、これまで一生懸命仕事を頑張ってこられたそうです。最初は人に頼るのが苦手でも、「手伝うよ!」「任せてよ!」「大丈夫!」とどんな時も側にいてくれる仲間がいると、頼ってもいいのかなという気持ちが少しずつ芽生え、変化していったそうです。そして、仕事を通じて深まった仲間との信頼関係が、日々の暮らしにも役立っているそうです。何か問題があれば、納品の際に直接報告してくださいます。品質チェックも厳しくしてくださるので、心強い仕事の仲間です。
「この仕事は、皆で協力してできる仕事。たくさんの工程があるので、誰もが必ず活躍できる部分があります。皆の協力で商品が完成し、お客様の手に渡っていく。その緊張感と達成感を得られる貴重な仕事です」と担当の高橋さん。皆が長く続けられるように、仕事を通して信頼関係を築いていきながら、弱音も吐けて、疲れた時には休める雰囲気を心掛けているそうです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

(tsuna 2018秋 vol.09より)

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