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「風”s」tsuna31 2024s

『顔の見える店~FAIR TRADE 風”s(ふ~ず)』

オーナー 六鹿晶子さん

エスペラント語は、国境、民族、宗教を超えて世界がつながることを願って生まれました。“クーネ”は、『共に』という意味です。エスペラントが目指す社会に共感し、クーネをご愛用下さっている六鹿さんにお話を伺いました。

シャンプー大好き!柚子の香りもお気に入り!の六鹿紡世(むしかほうせい)くん。名前の由来は、世界一貧しい大統領と言われるウルグアイのホセ・ムヒカ大統領だそうです。

◆ ご愛用アイテム シャンプー

洗うたびに柚子湯に入っているような、ほっこりした気分になれる所が好きです。汗ばむ季節は少量を2回に分けて、寒い時はお湯でじっくり頭皮を温めてからマッサージをしながら流していくと泡切れも良く、一日の疲れも癒され豊かな気持ちになれます。初めてトライアルセットを試した時に、これまで使っていた物と比べて泡立ちが少ないことに驚き「本当に洗えているの?」という疑問から入りました。当時スタッフの間でも賛否両論あった中、その良さをもう一度私に教えてくれたのはお客様でした。「このシャンプーで髪の質がよくなった」という声が多く、「髪の毛が生えてきた!」という声もあったくらい。流れのままにボトルを手にしました。1本使い終える頃には、あれほどゴワゴワだった髪はしっとりさらさらに!地肌のかゆみや炎症もいつの間にか治まっていました。どれを使っても合わなかったので、救ってもらったような気持ちです。その経験から、まずは1本使い切ってもらえるように店でおすすめしています。

※使用感には個人差があります。

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六鹿晶子さんのこれまでと、これから。

現地で受けた衝撃からの気付き

大学時代、ベトナムのマングローブ植林プロジェクトに参加しました。楽しそうだなと思って参加したのですが、枯葉剤の影響を受けた土地やホルマリン漬けにされた赤ちゃんなど、教科書にはないベトナム戦争の歴史を目にしました。エビの養殖場では、生産の背景に多大な環境破壊があることを初めて知ってショックを受けました。帰国後に参加したデニム生産の裏側を学ぶ勉強会で、ダメージ加工を施すために吹き付ける砂が肺に入り、病気になってしまう労働者が多くいることを知り、身の回りにある“物”が作られる過程で、犠牲になっている人や環境がたくさんあるんじゃないかと疑問が湧いて調べ、フェアトレードに出会いました。

「風”s」との出会いと転機

早速知人に紹介してもらい、1996年から名古屋にあった「フェアトレード・ショップ 風”s」を訪ね、オーナーの土井ゆきこさんが主催するワークショップに参加しました。美味しいものを食べたり可愛い物を並べたり、民族衣装を着たりして、明るく楽しくポジティブに未来をつくっていこうと行動している大人と初めて出会い、とても嬉しかったです!大学では委託販売や映画上映をして、自分が発信する立場も経験しました。社会に出てから病をきっかけに「風”s」にまたご縁をいただき、スタッフとして関わるようになりました。28歳の時に結婚を機に名古屋市民となり、土井さんから名古屋の店を引き継ぎました。「風”s」に出会い、助けられ、学んだ経験はかけがえのないものだったので、次世代のためにもこの場を残していきたいと思います。

楽しみながら、共に考える場に。

2020年1月に起業した後は、新型コロナウイルスの感染拡大、出産、店舗の移転もあり、必死に過ごした4年間でした。家族や一緒にフェアトレードを推進してきた仲間たち、お客様までもが支えてくれて続けることができました。社会には次々と大きな問題が起こりますが、自分の足元で、できることを少しずつやっていきたいです。私は手仕事が好きなので、ワークショップで物作りを一緒に楽しみながら、生産背景に思いを馳せ、安心して生きられる社会にするにはどうしたらいいか、自分に何ができるか考える場をつくり続けようと思います。みんな必死に生きている、そんな日々の中で、ちょっと豊かな時間を過ごしてもらえたらと思います。

顔のみえる店~FAIR TRADE風”s(ふ~ず)
名古屋市北区清水5丁目10-8 グリーンフェロービル3C
TEL:070-9120-8820
フェアトレード+手仕事の作り手と使い手、訪れる人たちの顔のみえる店です。KUNEは原料のまま味わうことができるのも魅力のひとつ。春には椿油やワカメ、米、キュウリ、はちみつを一緒に展示してお話しています。