ハンセン病問題を考える 「新・あつい壁」上映会
私たちは歴史にどう向き合い、どう生きていけばよいのでしょうか。今を生きる仲間と共に、政治や国、社会の在り方について問い続け、意見を交わし合い、誰もが大切にされる未来をつくっていきましょう。
つなぐつながる学びの会7回目、映画「新・あつい壁」上映会を開催します。
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第1部 13:00~ 映画上映「新・あつい壁」 111分
ハンセン病患者であることを理由に法の前の平等を踏みにじられた70年以上も前の菊池事件を通して、それを許した当時の社会の意識が今日どのように変わったのか、そして何が変わらないのかを描きました。(中山節夫監督)
第2部 14:50~ アフタートーク 中山節夫監督 × ネパリ・バザーロ土屋春代
監督プロフィール|1938年熊本県生まれ。日本社会に根強く残るハンセン病への差別と偏見を正面から描いた「あつい壁」で、1970年に映画監督デビュー。その後も社会的弱者や子どもたちの視点から、人間の尊厳や社会のあり方を問い続ける数々の作品を生み出されています。
◆映画「新・あつい壁」 差別と偏見の向こうに若者がみた真実とは
まだ駆け出しのフリー・ルポライター卓也は、たまたま取材で知り合ったホームレスの男・友田から、55年前に熊本で起きた殺人事件の話を聞かされた。
卓也は、これを取材すればいい記事をかけるかもしれないと、知り合いの編集長・福島にあたる。しかし、福島は取り合ってもくれない。あきらめきれない卓也は、友田の話を手がかりにしながら、少しずつ調べ始める。それは、ハンセン病患者が犯人とされた事件だった。卓也は熊本行きを決意する。
国立ハンセン病療養所菊池恵楓園の自治会を訪れた卓也は、当時のことに詳しい増井と佐伯から、事件や裁判についての詳細な話を聞かされる。それは、聞けば聞くほどに、犯人とされ死刑になった男・勇吉の無実を思わないではいられない話ばかりだった。
◆菊池事件とは?
元役場職員が殺害された事件について、ハンセン病患者として報告されたことを恨みに思っていたハンセン病患者が事件を起こしたものとして起訴された事件です。ハンセン病を理由として裁判所ではなく、医療刑務所内で刑事裁判が行われて死刑判決がされ、1962年に死刑が執行されています。この裁判については、有罪の根拠とされた凶器や証言などのみならず、裁判所がハンセン病を理由として差別的な取り扱いを行ったことが問題となっています。再審請求が何度も出されていますが熊本地方裁判所において2026年1月28日、またもや再審請求は棄却されました。
◆人が人らしく生きられる未来のために
社会にはびこったハンセン病患者とその家族達に対する差別と排除の思想は国策の絶対隔離政策とそれを推し進めるための官民挙げての「無らい県運動」でより強く深く根付いてしまいました。事件が起これば先ず疑われてしまいます。そういう背景から1952年に起きた殺人事件の犯人とされ死刑判決を受けた菊池事件は暗黒裁判との批判が広がり、全国の療養所入所者自治会や有識者などによる再審を求める広報活動、署名運動など高まりをみせていた最中、3回目の再審請求棄却の翌日、1962年9月、刑は執行されてしまいました。
2016年、最高裁が「特別法廷」は違憲だと認め謝罪したにもかかわらず、今年1月28日に「場所は違憲でも裁判自体は法的に問題は無かった」と切り離し、また再審請求を棄却しました。これは過去の話ではありません。現在の司法判断の問題です。私たち今を生きる全ての人間に関わる重大な問題です。この事件のことをより多くの人に知ってもらい、今後の再審を求める運動を盛り上げるためにできることを見つけて参加しましょう!
終了後は、交流会もございます。ぜひご参加ください!
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- 日時:
- 2026/06/21 〜2026/06/21 13:00 〜16:00
- 会場:
- 地球市民かながわプラザ1F大会議室
神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1 - 交通アクセス:
- JR本郷台駅より徒歩3分
