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スパイスのおいしさの秘密 tsuna08

地域開発 人が人らしく生きるために

作り手の顔が見えるスパイス栽培への挑戦

(ブラックペッパーは南のタライ平野から。)

スパイスは、コーヒーや紅茶に比べ短期間に収穫できる換金作物なので、貧しい農家でも栽培できます。暑い所、湿地帯、雨量が多い所など、種類により好む場所は様々です。ネパールは変化に富む気候と地形のため、良質で多種多様なスパイスの宝庫です。
私たちの扱うスパイスは、農薬を使っていません。しかし、虫に弱いスパイスもあり、全ての栽培に農薬を使わないということは、至難の業です。その為にハウス栽培にするなど、工夫や改善も続けて挑戦しています。
もう一つの特長は、どこの誰が栽培しているかが分かるトレーサビリティ(流通過程が生産から消費まで追えること)があることです。通常、スパイスは大規模流通を経て消費に至るので、どこから来たのかを特定するのはとても難しいと言われています。多くの良心的な人々に支えられて、安全、安心なスパイスが生まれているのです。
この愛らしいスパイスをこれからも支えて頂けましたら、人々の生活改善に向けて、とても大きな成果を生み出すことと思います。

(シリンゲ村で、ハウス栽培に挑戦。できるだけ村で手に入る資材を使います。)

(tsuna 2018夏 vol.08より)

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