1. ホーム
  2. > 特集
  3. > 沖縄カカオプロジェクト tsuna06

沖縄カカオプロジェクト tsuna06

チョコづくり 未来づくり 沖縄産カカオの夢

沖縄へ ~出会いとこれからの取り組み~

 
文・ネパリ・バザーロ会長 土屋春代
ネパールから長年輸入していたチリの通関手続きが毎回困難を極め苦心していましたが、ここ数年はコストと手間と時間があまりにもかかるようになりついに限界と感じ、止む無く国産チリに切り替えることになりました。国内でチリを調達するなら生産者を沖縄で探したいと思いました。それは、ネパリ・バザーロ起業へとつながる原点となった多感な中学生の頃の経験に遡ります。ネパールの子どもたちの過酷な状況をネパールで長年医療ボランティアをされていた医師の講演で知り、何かをしたいと強く思ったものの、ネパールは子どもにとってあまりにも遠く、近隣でのボランティア活動を開始しました。社会のことに少しずつ目を向ける中で返還前の沖縄を知りました。待ち望んだ返還、しかしその後も続く様々な苦難に心を痛めながらも何もできないことを申し訳なく思っていました。ネパールや東北被災地と仕事で関わり製品開発をしてきたように、いつか沖縄とも仕事でつながれたらと思っていました。そして、沖縄本島北部で地域の障がい者の就労支援を目指す農産物栽培加工会社を経営する女性起業家と出会い、理念を同じくするその会社からチリを購入しようと、2017 年2月現地を訪問しました。栽培している畑と加工場を見学し、いろいろ話す中で伊江島特産の落花生とネパールのはちみつを合わせた新製品づくりへとどんどん話が進みました。更に長期的な取り組みとしてカカオを栽培し国産チョコレートをつくる〝新たな産業〟を興そうと一致し「カカオプロジェクト」を立ち上げました。手始めに2017 年8月にカカオの種を蒔きました。

東北支援を通じ、災害や過疎、貧困など国内の様々な問題改善にもその土地の産物を生かした製品開発が有効で、国内版フェアトレードの必要性、重要性を痛感していたので沖縄と関わるならチリだけでなく、新しい産業となり得るものを考えられたらという思いからでした。

台風が多く冬場の低温が心配な沖縄ではハウス栽培となるので、ある程度まとまった資金が必要になります。その事業資金を野田村の山葡萄ワイナリーの時のように会員制度をつくって集め、皆で実がなりチョコレートができるのを楽しみに待ちたいと思います。将来に夢があること、共に夢を追う仲間がいることは素晴らしいことだと思うのです。これまで築いてきた、各地の宝と課題を共有し、支え合い共に生きるネットワークをより強固にしたい。そして、それは更なるパワーを生み出し、いつかネパールにも波及し、より一層貢献できるものと思います。

≪ハニーピーナッツ ネパール産純粋はちみつ×沖縄やんばる産落花生≫
~程よい甘みと濃厚なピーナッツの風味がやみつきに!
沖縄の伊江島や、本島北部のやんばるで無農薬栽培された、天日干しの落花生。じっくり丁寧に焙煎し、石臼式ミルで挽いた、風味豊かで濃厚なピーナッツペースト。ネパール産の純粋はちみつの程よい甘みを加えました。ピーナッツとはちみつが引き立て合い、とても美味しいペーストができました。
商品はこちらから。(2018年度産は完売/2019年度産は10月頃入荷予定)


≪ネクストステージ沖縄合同会社≫

~沖縄の太陽で育った『そのまま』の美味しさを、ぜひお愉しみください!~
畑を耕すところから、収穫したものの加工・商品化まで、沖縄県の工房で手作業で行っています。無添加・無着色で、安全で安心な商品にこだわっています。農業を通して、障がいのある方々や高齢者など、就労の機会を得にくい方々、市民も巻き込んだ多様な人々の働く現場や交流する場(コミュニティー)を作ることを目指しています。さらにこの場所が、次の地域就農につながっていくキッカケとなっていくよう活動しています。
(つなぐつなが
2017秋 vol.06より)